ryota kanasaki sound exhibition “resonance / archive”

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会 期:2015年10月15日(木)~10月26日(月)
時 間:11:00 ~ 19:00 ※最終日は 11:00 ~ 17:00
休廊日:10月21日(水) / 24日(土)
在 廊:10月18日(日) 午前中、22日(木)、26日(月)

 
ヒトが文化を獲得して以来、一体どれほどの”音”が私たちの周りをしばし震わせてきたのでしょうか。
金崎亮太は、その中でも特に”声”という音に着目し、一貫した作品制作を続けています。
“声”から意味を抜き取ったとしても そこには多くの情報量が残留し、そしてそれは私たちの祖先が発見した大いなる響きとさえ常に繋がっているのだから。
今回の展示では、ピアニスト・三木祐子と行ってきた近年の仕事を中心としながら、金崎自身が”根底の響き”を探求する過程と方法論が主題となるでしょう。
演奏会のように刹那的な現象ではなく、半永久的に再現可能な音源でもない、”音の展示”によってのみ立ち現れる響きのかたちを体感すること。
それは、私たちの聴覚が実は視覚以上に世界へ対し常に開かれている事実を、まざまざと教えてくれるはずです。
それでいながら、世界の聴こえ方はほとんど無意識で透明とさえ言っていい。
彼の作品は、それらを不透明にし再獲得することを促します。
世界と私の関係にもたらされる変化は、それだけでただ心地よい刺激を生み出すに違いありません。
野口 卓海(美術批評家 / 詩人)

 
「ryota kanasaki sound exhibition “resonance / archive”」展期間中、cafe百花mokaでは特別メニューをご用意しました。
ぜひご賞味ください。

●栗のアイスケーキ
マロンクリームを使ったアイスケーキ。
音やその空気感の粒子みたいなイメージをグラスと木の実の食感で表現してみました。

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金崎 亮太 | Ryota KANASAKI

■主なコンサート
「Audio Visual Concert」兵庫 | 兵庫県立美術館 | 2008年 / 2009年
「Trio Concert」京都 | 京都文化博物館 | 2010年 w.サックス:大川平 のり子 ピアノ:夏目有香
「根底の響きを探って」京都 | 京都芸術センター | 2012年 / 2013年 / 2014年 w.ピアノ:三木祐子
「“響”~ピアノと電子音響音楽のハーモニー~」大阪 | Eiホール | 2012年 w.ピアノ:三木祐子
「三-SAN- 脈動する命 Pulsing the life」大阪 | 伊丹アイ・ホール | 2012年 w/和太鼓:祝丸 / 演出,照明:ヤン・ベッカー
「景色・描く・奏~茨木音風景~」大阪 | きらめきホール | 2014年 w.ライブペイント:中島麦 / ピアノ:三木祐子

■主な展示
「Live Installation “minimal in the clack”」兵庫 | 兵庫県立美術館円形テラス | 2008年
「TASTING ART EXHIBITION」大阪 | 阪急メンズ大阪 2009年 / 2010年 / 2011年
「Art to Life in KYOTO」京都 | 阪急河原町ショーウィンドウ | 2010年
「HANKYU MEN’S 5 Artist Exhibition」大阪 | 阪急メンズ大阪 | 2013年 w.ピアノ:三木祐子
「まよわないために -NOT TO STRAY-」大阪 | the three konohana | 2014年 w.ピアノ:三木祐子
「アートフェア東京 IC810ブース」東京 | 東京国際フォーラム展示ホール
「ドレッシンググリーン」大阪 | 阪急メンズ大阪 | 2014年 w.ピアノ:三木祐子
「Erosion/Transfiguration-侵蝕と変容の先の関係性へ」京都 | 瑞雲庵 w.ピアノ:三木祐子

■プロジェクションマッピング
「FASHION EXHIBITION NIGHT」 | 大阪 | 阪急メンズ大阪 | 2014年 / 2015年 | w.映像:前田和洋 / ピアノ:三木祐子
「YANASE 100周年 感謝の集い」| 大阪 | リーガロイヤルホテル 光琳の間/ロイヤルホール | 2014年 / 2015年 | w.映像:前田和洋 / ピアノ:三木祐子

■ワークショップ
「音をスケッチする〜きいて かいて 表現しよう〜」兵庫 | 兵庫県立美術館 | 2014年 w.三木祐子

Web:http://www.rytknsk.com