追手門学院大学地域創造学部 都市文化・文化創造コース フィールドワーク作品展 「視展」 -風景 | 記憶 | 日常へのまなざし- 2019.2.22 - 2.24

会 期:2019年2月22日(金)~2月24日(日)
時 間:11:00~17:00

 
いま、ここで、あなたはなにを視ているのだろう?

 
本企画は、追手門学院大学地域創造学部「都市文化・文化創造コース」の2〜3年生によるフィールドワークの成果をもとに構成したものです。そもそも、フィールドワークで扱うテーマは各自に委ねられているため、全体をコントロールする意思はまったく働いていません。結果、最終的にデザインされたのは、スケッチや動画、あるいは服飾やボードゲームなどを含む、実にバラエティに富んだものとなりました。
都市のシェアスペース、古くからのまちなみ、新たな価値を得たニュータウン、あるいは災害のリスクや「西成」といったテーマ群は、たしかに、互いに独立した関心に基づく、独自の視点によって特徴づけられています。しかしながら、「地域創造」というフィルタを通した発想と制作過程は、自ずとそこにゆるやかな輪郭を立ち上げてきたように思います。
個々の作品たちは、ばらばらの視点場に立ち、ばらばらの視対象を捕らえつつも、「風景」「記憶」「日常」をまなざす、という行為を共有しています。分かち合われた「視る」という行為を通して、地域を再発見する糸口を掴めたらーそのような思いから、本企画は「視展」と名づけられました。

 

◆ギャラリートーク
「広瀬浩二郎 Special Talk Live !
見る・観る・診る・視る・看る」

2019年2月24日(日) 14:00〜15:30
入場無料、申込不要

Guest Speaker | 広瀬浩二郎

京都大学大学院文化研究科博士課程指導認定退学後、京都大学文学部研修員、花園大学社会福祉学部非常勤講師を歴任。
2001年より国立民族博物館グローバル現象研究部・准教授。
専門分野は日本宗教史・民俗学。『身体でみる異文化ーー目に見えないアメリカを描く』臨川書店(2015)、『さわる文化への招待ーー触覚でみる手学問のすすめ』世界思想社(2009)など著書多数。