cycle tourism project『山と、まち』 2017.6.22 - 7.11

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会 期:2017年6月22日(木)~ 7月11日(火)
時 間:11:00 ~ 18:00 ※最終日は 11:00 ~ 17:00
休廊日:水曜日(祝日の場合は開廊、翌平日休み)

 

『山と、まち』 という テーマプロジェクト

 僕たちが暮らし営んでいる北摂・茨木は、北半分の里山と、南半分の市街地が非常に接近している、独特の地形を持つ。
 山から駅までクルマならわずか20分。そこから電車に乗れば20分で大阪大都会に到着する。 ドアtoドアで1時間もかからずに“今までどおり通勤できる”、別荘を持たなくても、山に暮らしながら街で働ける環境が整っている稀有な場所。

 竜王山を水源とする湧水に守られた豊かな里山には、東京・高尾から箕面まで1,690kmを繋ぐ東海自然歩道が横切り、街には京都から下関まで整備された西国街道が通る。
 その2つの“文化の道”を、湧き出る山の恵みを広く下流に届ける“水の道”である安威川が縦に貫く。
 湧き出る清流の傍らでは、伝統野菜を大切に受け継ぐ人や、自然農で野菜を育てる農家兼デザイナー、平飼い鶏で卵をつくる人、田畑を仲間とシェアしながら「自産自消」を掲げて新しい農業のカタチを模索する人たち、 といった若い世代の移住が少しずつ進んでいて、そんな彼らが今、現代のパーマカルチャーとでも言うべきコミュニティを生み出しつつある。

 山と街を縦に繋ぐ“水の道”と、都から地方を横に繋ぐ2つの“文化の道”の存在は、地域の魅力としては発信されてこなかった。
 僕たちは自転車というアナログでエコロジカルなツールにまたがって、山や街、そしてその間を走りながら、様々な人や場所を訪ね、話し、体験し、歴史に育まれ培われた土地の魅力、地域の魅力、そこで暮らす人々の魅力を見つけ出し、深く探り、関係を繋ぎ、僕たちの暮らす土地ならではの文化を生み出すことを目指す。

「Visit & Discover」をテーマに、「ここに訪れたい、暮らしたい」と思えるようなムーブメントを興そう。

 

7/1(土)ギャラリートーク「暮らしと自転車」

自転車生活を楽しくするフリーペーパー「季刊紙サイクル」編集長の㈱ピクニック社・杉谷紗香氏を迎えて、自転車が地域や社会に溶け込むことによって、どんな豊かな暮らしが生まれるのか? 自転車が文化として受け入れられている国や地域の事例を紹介していただきながらお話を聞きます。
後半は、茨木の山とまちをつなげるために、自転車カルチャーができることは?
来場者を交えてのディスカッショントークを予定しています。

日 時:7月1日(土)15:00〜17:00くらいまで
入場料:¥500+1ドリンクオーダーをお願いします。
予 約:不要

杉谷 紗香 | SUGITANI Sayaka

1981年大阪生まれ。編集者。株式会社ピクニック社代表。

2004 年京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科卒業。
在学中に書籍『キョウト自転車生活』の編集に関わったことをきっかけに、卒業後、株式会社ワークルームに勤務。同社にて『京都自転車デイズ』『大阪自転車ホリデー』などの書籍や企業媒体の編集に携わり、2015年に独立。
2008 年より『季刊誌 cycle』編集長。
2014年より京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科にて非常勤講師。
著書に『神戸自転車ホリデー』がある。

http://www.cycleweb.jp

 

協 力

KURASHI cycle
OPUS DESIGN inc.
季刊誌cycle
株式会社ピクニック社
茨木市観光協会
茨木市里山センター
見山の郷
枚方・家具町工房
新家工業株式会社
大阪府立大学工業高等専門学校
NINO inc.
pain de joujou
GLAN FABRIQUE inc.
茨木市北部エリアの魅力づくりを推進する企画ネットワーク会議
安威川ダムファンづくり会「間伐材活用による森林保全プロジェクト」
安威川ダムファンづくり会×茨木市観光協会「GO CYCLING! TO AIGAWA」